OutSystems Developer Dayに参加してきました

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野村 勇進

2024年06月28日

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はじめに

こんにちは!ラピッドスケールカンパニーの野村です。

当社のサービス領域の一つにOutSystems(ローコード開発プラットフォーム)での開発支援があります。

日々開発業務を行う中で「他の現場はどういった形で利用してるのだろう」と思う事が多々あったのですが、Developer Daysというイベントがあることを知り、参加することにしました。

他社様の生の話を聞ける貴重な場ということで、とても楽しみにしていました。

イベント当日

セッションの概要

300人の枠が満席となっており、1セッションずつ興味深く拝聴させていただきました。

はじめはODC(※)絡みのセッションが多かったです。※OutSystems Developer CloudOpen in new tabの略称で、クラウドネイティブの開発プラットフォームです。

ODCについては存在は知っていたものの詳細はキャッチアップできていませんでした。

「OutSystems Developer Cloud (ODC) で成功するソフトウェアアーキテクチャを設計する方法」という開発者の方のセッションの内容で、OS11から変更になった点やODCにおける設計の考え方が話されていました。私自身は普段OS11環境で開発しています。

  • Moduleの概念がなくなり「App」と「Library」のみのシンプルな構成に
  • Appがコンテナ管理となることでpublishが高速化
  • ODCにおけるアーキテクチャパターン

とはいえまだ体感はできていないので、触れた際は所感やOS11との違いについて発信していけたらと思います。

他にも現場での利用例や技術検証、開発生産性や品質をあげるための活動についてのセッションが行われていました。ほんの一部ですが以下のような内容でした。

OutSystems×生成AI

  • サービス名、サービス概要、背景・目的をインプットにしてシステム開発における見積を作成するアプリの構築事例
  • コードをインプットにした設計書の自動生成事例
  • OutSystemsによる生成AI利用基盤の構築事例

OutSystemsのノウハウ

  • (基盤要件により)LifeTimeなしでアプリのライフタイムサイクル管理やITユーザー管理を行おうとした時の話
  • External DB利用における、OutSystemsのInteger型のデフォルト値0とnull値の取扱いについて
  • 特定の端末からのアクセスのみ許可するSource IP制御
  • Reactive Webにおける初回読み込み遅延への対応

生成AIを用いた事例や、案件における苦労話などが解像度高く語られていていました。

認定資格の受験

会場内ではOutSystems認定資格の試験が開催されていました(要事前申し込み)
オフラインでの試験会場は現状(2024/4時点)で東京と大阪の2つのみなので、こういった機会はありがたいです。

交流会

イベント終了後は参加者同士の交流会の場が設けられ、他社様と現場でのOutSystemsの活用についてカジュアルに話すことができました。

大規模に利用されていたり、内製化としてミニマムなスタートを切られている会社様など、異なる背景で生まれる日々の開発の取り組みや、そこで抱える課題などが聞けて大変参考になりました。

おわりに

オンラインでのイベントは何度か参加しましたが、オフラインで直接話を聞くことは、現場の空気感も分かり易く、より自分事として捉えられる良い機会だと改めて感じました。

個人的にはシンプルにモチベーションがあがる場とも感じましたし、「あるある」を共感しながら聞いたり話したりできる貴重な場でもありました。

今年は数年ぶりの開催とのことでしたが、また機会があれば皆様も参加されてみてはどうでしょうか。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

おまけ

素敵なノベルティもいただきました!テンションあがります。

Tシャツ
トートバッグ
ステッカー

この記事を書いた人

野村 勇進
野村 勇進
大学の情報学部を卒業後、大手SIerに新卒入社。金融やインフラの基幹システム開発にてリーダーやPM業務を経験した後、2021年9月にメンバーズに入社。 現在は開発チームの一員として、ローコード開発を通じたシステムの内製化、およびDX推進支援に従事している。
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