【第2回】Oracle APEX入門:対話モード・レポートでデータ参照ページを簡単作成

はじめに

こんにちは、株式会社メンバーズの中村です。
Oracle APEXOpen in new tabについて、第2回目の記事となります。

今回は機能を一つ紹介しながら、ページ追加を実践していこうと思います。

前回作成したテストアプリケーションを元に進めていきますが、別のアプリケーションを使用いただいても問題ありません。
※前回の記事【第1回】Oracle APEX入門:ローコードで簡単にWebアプリ開発Open in new tab

データ参照ページ作成

よく使う機能である「対話モード・レポート」を使って、ページを追加していこうと思います。

01 ページ作成前

前回は、以下のようにテストアプリを作成しました。
・APEX開発画面「アプリケーション・ビルダー」→「test01」(作成したアプリ画面)

・上記で、「アプリケーションの実行」→ログイン
 まだ何も機能がないですね。(※別アプリに機能追加する場合は読み飛ばしてください。)

02 ページ作成

・アプリケーションの開発画面で「ページ作成」ボタン選択

・「対話モード・レポート」選択

03 「対話モード・レポート」ページのデフォルト設定

①ページの名前を入力:「対話モード・レポートテスト」
②ソースタイプ「SQL問合せ」を選択
 ※まだテーブルが環境にない方向けに、以下でDUAL表というダミーテーブルを使います。
③SQL SELECT文を入力(2レコード分)

select
      'A1' as A,'B1' as B
from dual
union all
select
      'A2' as A,'B2' as B
from dual

④ページの名前を入力:「対話モード・レポートテスト」

「対話モード・レポートページが作成されました。」と表示されて、ページの開発画面に遷移すれば成功です。
※ページはすでに作成されているので、保存ボタンなどは押さなくて大丈夫です。

04 「対話モード・レポート」ページの確認

・アプリ開発画面に戻るために、「アプリケーションXXX」を選択

・「アプリケーションの実行」を選択
 ※以下の開発画面でも「ページ - 対話モード・レポートテスト」があることが確認できる

・アプリのナビゲーションメニュー内「対話モード・レポートテスト」を選択

「対話モード・レポートテスト」のページに遷移して、
DUAL表というダミーテーブルを使って取得したA列、B列を持つ2行の表が出力されたら成功です。

05 「対話モード・レポート」の一部機能紹介

このまま機能の一部を確認していきましょう。
①フィルター
・A列を選択して、「A2」と入力して「Enter」

 A列が「A2」の行だけになるはずです。

・戻すには、「✕」ボタン押下

②ソート
・A列を選択して、降順を選択

A列降順で並び替えられたはずです。

③ダウンロード
・アクション→ CSV → ダウンロードボタン押下

 以下のようにダウンロードされたCSVファイルに表と同じデータがダウンロードできるはずです。

※見たら直感的に分かるように見えて、ユーザーは気づかないケースも多いので、作ったら使う方に是非紹介してあげてください。

最後に 

いかがでしたでしょうか?最後まで読んでいただきありがとうございます。
「対話モード・レポート」にはまだまだ便利な機能もありますが、
一つの機能を持ったページ作成が、非常に簡単にできることが理解できたかなと思います。
次回は実際のテーブルを使ったり、ページ内での機能開発についてご紹介できたらなと思っていますので、その時までお楽しみに!

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この記事を書いた人

中村 竜太
中村 竜太
2023年メンバーズ中途入社。前職もエンジニアでしたが、Webアプリ開発経験はほぼありませんでした。 Pythonを勉強しながらも、これからWeb開発経験も積んでいけたらなと思っていたら、最初の開発案件で「Oracle APEX」という未知のローコードに出会いました。 趣味はゲームとフットサルです。ガンダムとジャッキー・チェンも好きです。
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