【Flutter】Android Studioで文字列検索を最適化!Scope機能でDartファイルを絞り込む方法
はじめに
Cross Application カンパニーの柴田です。
Android StudioでFlutterアプリを作成している際に、デフォルトの状態でFind in FilesというIntelliJの文字列検索(Mac: ⌘ + Shift + F, Windows: Ctrl + Shift + F)を行うと、Flutter SDKや他のパッケージ、build_runner等で自動生成されたファイルも検索対象となり、目的の文字列の検索がしづらいです。
この問題は、IntelliJのScope機能を利用すると解決できます。
この記事ではScope機能を用いて、余計なファイルを検索対象から外し、純粋に開発者がコーディングしたdartファイルのみを検索対象にする方法を共有します。
Dartファイルを絞り込むScope作成手順
基本はこの通りに進めます。
- Android Studioの設定 > Appearance & Behavior > Scopes を開く
- + ボタンをクリックし、Localをクリックする
- 「only_dart」等の適当な名前をつけてOKをクリックする
- Patternのところに「file:lib//*.dart&&!file:*.*.dart」をコピペする(lib/以下の.dartファイルかつ自動生成ファイルではないファイルという意味)
- OKをクリックして設定を閉じる
活用方法
活用方法1: Find in Files
Find in Files の Scopeで今回作成した「only_dart」を選択すると、検索対象を自動生成されていないDartファイルに絞り込むことができます。

活用方法2: Projectペイン
実はScopeは Find in Files 以外でも利用できます。Projectペインで今回作成した「only_dart」を選択すると、自動生成されていないDartファイルの一覧を表示することができます。

応用編
応用1: Patternの変更
ScopeのPatternを自分のプロジェクトに合わせて修正したい場合は、こちらのドキュメントを参考に修正できます。
応用すると、TestコードのみのScope等も作成できます。
応用2: チームで設定を共有する
Scopeの設定画面で、赤枠で示した「Share though VCS」にチェックを入れると、git等のVCSでこのScopeの設定を共有することができます。

まとめ
本記事では、Android StudioにおけるFlutterアプリ開発において有用なIntelliJの機能を紹介しました。ぜひオリジナルのScopeを作成して、そのScopeをチームで共有し開発効率を高めていきましょう!
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