【Flutter】Android Studioで文字列検索を最適化!Scope機能でDartファイルを絞り込む方法

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柴田晃清

2025年02月05日

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はじめに 

Cross ApplicationOpen in new tab カンパニーの柴田です。

Android StudioでFlutterアプリを作成している際に、デフォルトの状態でFind in FilesというIntelliJの文字列検索(Mac: ⌘ + Shift + F, Windows: Ctrl + Shift + F)Open in new tabを行うと、Flutter SDKや他のパッケージ、build_runner等で自動生成されたファイルも検索対象となり、目的の文字列の検索がしづらいです。
この問題は、IntelliJのScope機能を利用すると解決できます。

この記事ではScope機能を用いて、余計なファイルを検索対象から外し、純粋に開発者がコーディングしたdartファイルのみを検索対象にする方法を共有します。

Dartファイルを絞り込むScope作成手順

基本はこの通りに進めます。

  1. Android Studioの設定 > Appearance & Behavior > Scopes を開く
  2.  + ボタンをクリックし、Localをクリックする
  3. 「only_dart」等の適当な名前をつけてOKをクリックする
  4. Patternのところに「file:lib//*.dart&&!file:*.*.dart」をコピペする(lib/以下の.dartファイルかつ自動生成ファイルではないファイルという意味)
  5. OKをクリックして設定を閉じる

活用方法

活用方法1: Find in Files

Find in Files の Scopeで今回作成した「only_dart」を選択すると、検索対象を自動生成されていないDartファイルに絞り込むことができます。

活用方法2: Projectペイン

実はScopeは Find in Files 以外でも利用できます。Projectペインで今回作成した「only_dart」を選択すると、自動生成されていないDartファイルの一覧を表示することができます。

応用編

応用1: Patternの変更

ScopeのPatternを自分のプロジェクトに合わせて修正したい場合は、こちらのドキュメントを参考に修正できます。
応用すると、TestコードのみのScope等も作成できます。

応用2: チームで設定を共有する

Scopeの設定画面で、赤枠で示した「Share though VCS」にチェックを入れると、git等のVCSでこのScopeの設定を共有することができます。

まとめ

本記事では、Android StudioにおけるFlutterアプリ開発において有用なIntelliJの機能を紹介しました。ぜひオリジナルのScopeを作成して、そのScopeをチームで共有し開発効率を高めていきましょう!

この記事を書いた人

柴田晃清
柴田晃清
2021年メンバーズに入社。現在Cross Applicationカンパニーに所属。FlutterとAWSが好き。
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