【イベントレポート】スクラムフェス仙台初参加!熱意と貢献に満ちた“共創の場”を体験
はじめに
こんにちは!メンバーズでスクラムマスターをしています、大和です。
先日、ずっと参加を夢見ていた「スクラムフェス仙台」に初めて参加することができました!
社内のスクラムマスター仲間から何度も「すごく良いよ」と聞いていたカンファレンス。前日から期待に胸を膨らませていたのですが、結果としてそれを身をもって実感することができました!
今回は、そのイベントレポートを記事にしていきたいと思います!
ワークショップメインでの参加
スクラムフェスにはいろんな楽しみ方がありますが、今回の参加スタイル/目標は「とにかくワークショップに参加していろんな人とお話しする!」でした。
各セッションもめちゃめちゃ魅力的だったのですが、今回はとにかく「人と出会い、知り合い、語り合う場にしたい(そこに価値があると聞いていたから)」と思い、開催された3つ全てのワークショップ全てに参加してきました!!
具体的には、以下の3つです:
- 「ふりかえり手法を試そう!」で始めるギャザリング体験~初めましての人あつまれ!~
- ワークショップをつくって学ぶ!協働の場づくりのコツ
- 「スクラムの価値基準って、こういうことか!」を実感するワークショップ :システムコーチングで体験する5つの価値
3つのワークショップで得た学びと気づき
それぞれのワークショップで得られた学びや感想を簡単に紹介します!
"はじめまして"を楽しく繋ぐ「ふりかえり」のチカラ
最初に参加したのは、様々なふりかえりの手法をその場で出会った方々と試してみるワークショップです。
私自身、仕事でもプライベートでもふりかえりが大好きなのですが、参加者の中にはあまり馴染みのない方もいらっしゃいました。そんな方々と「この手法、どうやるんだろうね?」と話しながら進める時間が単純に楽しく、はじめましての関係性を解きほぐしてくれました。改めて、「ふりかえりはコミュニケーションのツールとしても優秀!」と感じましたね。
特に面白かったのが「猫のきもち」という手法。
猫が撫でられて嬉しい部位、そうでもない部位、怒っちゃう部位をメタファーにして、自分自身の出来事を語る、というものです。皆でにゃーにゃー言いながら、同卓のメンバーと大いに盛り上がりました!
15分ごとにテーブルを移動しながら、新しいメンバー、新しい手法と出会うことを繰り返し、最初のワークショップにして、最高のウォーミングアップをすることができました!

「ワークショップを作る」ワークショップ:安心安全な共同の場づくり
次に参加したのは、ワークショップを"作る側"に回るという体験ができるワークショップです。
これまでも社内でワークショップを企画・実践した経験はありましたが、改めて「何のための場なのか」という目的意識や、参加者のための「安心安全な場づくり」といった"守り"と、目的に向かう"攻め"の考え方を学ぶことができ、非常に勉強になりました。
ここでも参加者の皆さんとワイワイ言いながら、一つのワークショップを作り上げる体験ができて、とても楽しかったです!
"勇気"を体で感じる?システムコーチングで学ぶスクラムの価値
3つ目は、スクラムの「5つの価値基準(確約・集中・公開・尊敬・勇気)」をシステムコーチングの手法を使って身をもって体感するワークショップでした。個人的にこれがめちゃくちゃ良かった!
まず、頭の中や心の中では理解していたつもりだった価値基準を、体を使って表現してみるという取り組みがすごく新鮮でした。
例えば、「公開」や「集中」といった価値基準を、身振り手振り、体を大きく使った動きで表現したらどうなるだろう?といった内容です。頭では理解していたつもりの価値基準に、これまで考えたこともなかった形で触れることができ、非常に面白かったです。
特に記憶に残っているのは「勇気」を表現したワークです。
思い切り一歩を踏み込んだり、飛び込んだりするような動きを表現する中で、例えば皆が背中合わせになって違う方向に向かって飛び込んでみようと提案された時、他の人の動きが見えないことに大きな不安を感じたんです。逆に、皆で同じ方向・対象に並んで一斉に飛び込んでみるような動きをすると、安心感があって思い切った動きができる。
この体験を通して、価値基準の「勇気」についてとても深く理解することができました。何より、「勇気は発揮しやすい状況と発揮しづらい状況があるんだな」という気づきを、体験を通して得られたのは非常に大きな収穫でした!他4つの価値基準についても、他の参加者の皆さんの体感・考えを聞いたり、表現してみる中で多くの気づきがありましたね。
机の上の話だけでは感じられない、心と体の動き。それをきっかけとして、これまで「知識」でしかなかったものが「感覚」と紐づいてが体に落とし込まれる体験......。今思い出しても、なんてすごいワークショップなんだ......!
そう思えるくらい、ワークショップを運営してくださった講師のお二人のテクニックや問いかけの巧みさが素晴らしく、そこでも感銘を受けました。
内容の素晴らしさはもちろんのこと、システムコーチングに対する興味関心もものすごく高まったワークショップでした!

ブースやランチでの出会い
今回はメンバーズもゴールドスポンサーとしてブースを出展しまして、そこでたくさんの方とお話しできたのも良い思い出です。
ブースでは多様な方と交流できました:
- スクラムをすでに実践している方
- 「これから始めたい」という方
- 北海道から参加していた学生さん
それぞれの熱量に触れて、「日本のアジャイルやスクラムの未来は明るい!」と勝手に嬉しくなっていました。
他のスポンサーさんのブースも素敵なところばかりで、「次回はもっとブース準備も頑張って、より多くの方との話のきっかけを作りたいね」と、スクラムマスターチームで話していました。
お昼休みには、その場で一緒になった皆さんと仙台の街へ繰り出し、気になったお店に飛び込んでランチをしました。
普段の業務での「あるある」を話したり、課題感を共有したり。「それ、すごく分かります!」と頷き合える場所、めちゃくちゃ楽しい!この出会いと交流の時間も、カンファレンスならではの醍醐味だと感じました。
個人的な都合で夜のネットワーキングには参加できなかったのが心残りですが、それでもこのスクフェス仙台で、参加前の期待を遥かに超える体験を得られたことは紛れもない事実ですね!
思いと熱量が生み出す「共創の場」
今回のスクラムフェス仙台で最も心に残っているのは、会場全体に満ちていた「誰もが積極的・主体的参加者である」という空気感です。
ワークショップで誰もが前のめりに関わり合い、議論を交わす。セッションに登壇し、自らの学びを共有しようとする。同じ参加者という立場でありながら、誰もがこの場に対して「貢献しよう」という熱い思いを持っている。その結果として、あの日あの場所には、堪らなく濃密な「共創の場」が生み出されていたように感じます。
個人的な考えですが、なかなかこういうコミュニティや「場」って生まれにくいと思うんですよね。それ故か、その場にいるだけでとても沢山のエネルギーをもらったような、そんな気がしています。(控えめに言って最高!)
終わりに:来年も仙台で、アジャイルの未来を語り合いましょう!
本当に、とにかく楽しかったです!
参加したワークショップはどれも面白く、また、次に繋がることが楽しみになる出会いが沢山ありました。
「自分が取り組んでいること、仕事にしていることに共に取り組む仲間がいる」
これが分かるだけでも、なんだか勇気をもらえる。このカンファレンスの場で感じたことを、日頃の業務に活かしたり、誰かの役に立つことへのより強い思いを自分自身も持つことができたと感じています。
来年もスクラムフェス仙台は開催されるでしょうし、私もまた参加したいと思っています!特に仙台にお住まいの方は、ぜひ来年、会場で私と握手しましょう!
というわけで、スクラムフェス仙台2025の体験記でした!
それでは皆さん、引き続き良きアジャイルライフを!
この記事を書いた人

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