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【第1回:関係性の質を上げるファシリテーションを学ぶ】日本CTO協会主催 新卒エンジニア合同研修レポート

はじめに

チーム開発がうまく進まない、メンバーの本音やアイデアを引き出せない...そんな悩みを抱えていませんか?
今回は、2026年5月13日に日本CTO協会によって開催された新卒合同研修「第1回 関係性の質を上げるファシリテーションを学ぶ」の潜入レポートをお届けします!
開発チームのマネジメントや、日々の会議の場づくりに悩むエンジニア・PMの皆さんのヒントになれば幸いです。

導入

他社の方々とグループを作り始まった本研修。
冒頭では登壇者による「新社会人生活、どうですか?」という問いかけからアイスブレイクが始まりました。
「社会人になって意外だったこと」というお題が与えられ、各々が自己紹介とともに意外だと感じたことについて話していきました。
私のチームではこの話が結構盛り上がり、アイスブレイク終了の合図が出された際には、まだまだ話し足りないと思ったのが正直な感想です。
本研修のタイトルから言葉を借りると、このアイスブレイクを通じて、チームの「関係性の質」が高められたのだと思います。

関係性の質とは

アイスブレイクを終え、関係性の質とファシリテーションの関係についてのお話を聞きました。
関係性の質とは、一緒に働く人々の間の「チーム意識」「相互尊重」「信頼」といった関係性のことを指し、この質を高める鍵は「心理的安全性」が高い環境がつくられていることにある、というお話がありました。
具体的には、お互いのバックボーンや人となりを知っていること、情報がオープンに共有され透明性が高いこと、心理的なハードルなく発言しやすいこと、そして共通の目標を持っていることが重要とのことです。
それを踏まえて今回のアイスブレイクの「社会人になって意外だったこと」というお題を振り返ると、入社したばかりの参加者全員が共通してハードルなく話すことができ、お互いの人となりを知ることができる、この場では最適なお題であったのだなと感じました。

関係性の質を高めるために必要なこと

では、関係性の質を高めるために何が役立つのでしょうか。
そこで挙げられたのが、今回のテーマであるファシリテーションです。
ファシリテーションとは、人々の活動が容易にできるよう支援し、うまくことが運ぶよう舵取りすることを意味し、以下の3つの基本作法があると説明がありました。

1.伝える

2.場を見る

3.働きかける

このファシリテーションスキルが、まさに「関係性の質」を高めるために非常に有用です。
特に、心理的安全性を高める要素である「透明性の確保」や「発言しやすい環境づくり」は、ファシリテーションの基本作法を活用することで解決できます。

成功へのコアセオリー(ダニエル・キム氏)

なぜ「関係性の質」がそこまで重要なのかという点について、ダニエル・キム氏の「成功へのコアセオリー」に基づいた解説がありました。
組織やチームの成功には、以下の4つの質を循環させて高めることが必要不可欠です。

この自己強化のエンジンを回すためには「関係の質」から始めるのがセオリーであるとのことです。
もし「結果の質」から急いで追い求めてしまうと、かえって「関係の質」が低下し、成功への循環が回らなくなってしまう可能性があります。

だからこそ、最初に「関係性の質」を高めることが、チームを成功に導くための最も確実な土台になります。

出典:What is Your Organization’s Core Theory of Success?Open in new tab

グループワーク

ここでは、「懇親会で、もっとお互いを知りたくなる自己紹介」という内容で企画の作成と実践に挑戦しました。
企画作成後、グループ内で「自チームの企画を実施する人」「他チームの企画に参加する人」にわかれるというシャッフルグループワークでした。
ここで私は「関係性の質を高める場づくり」と「ファシリテーション」の難しさを体感しました。
実際にどんな自己紹介だったら盛り上がって、なおかつ相手のことをより深く知れるのか...

各々が案を出し、それらの案を統合する形で企画を作り上げました。

最終的に作り上げた企画

「嘘の見抜き合い」をテーマに、選択クイズ形式で参加者同士の対話を促すワークを考案しました。
トークテーマは「最近買った高いもの」「行きたい国」など、汎用性が高く誰もが共通して話せる話題を選定しました。

1つのテーマに対し、本当と嘘の回答を1つずつ書き出し、深掘り質問によって嘘の選択肢がどちらか当てるという設計にしました。

企画の振り返り

企画実施後、もとのグループで再度集まり、他チームの企画の体験談や、自チームの企画の手応えについて情報共有を行いました。
私は他チームの企画に参加したため、自チームの企画の様子を直接見ることはできませんでしたが、実施役のメンバーからは『参加者の発言が次々と引き出され、期待以上に盛り上がった』と報告を受けました。
一方で、私が参加したチームの企画は、心理テストを行うというものでした。
選択肢を選ぶだけで簡単に参加でき、その結果を元に「当てはまっているかどうか」を言い合うだけで、その人の価値観や考え方が見えてくるとてもいい企画だと感銘を受けました。

この体験を通して「学生時代の部活」といったような、一部の人しか共感できない話題を避け、全員が等しく参加できるテーマを選定する重要性を実感しました。
このように、誰もが発言しやすい「心理的ハードルの低さ」に配慮することこそが、効果的な場づくりの本質であると学びました。

まとめ

本研修を通じて、チームや組織の成功の鍵は「関係性の質の向上」であり、そのために必要な具体的なスキルとして、ファシリテーションの3つの基本作法「伝える」「場を見る」「働きかける」が有用であることを学びました。
そして実際に関係性の質を高めるための企画を作成し、いかに心理的なハードルを下げて対話を促すかという「場づくり」のデザインの難しさと大切さを実感しました。
今後は、日々の会議やチーム活動において、このファシリテーションの基本作法を意識的に実践し、関係性の質を高める場づくりをリードできるエンジニアを目指そうと思います。


最後までお読みいただきありがとうございました。

リンク集

当日、第1回研修に登壇した弊社神尾によるレポート記事:

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この記事を書いた人

鈴木 来実
鈴木 来実
2026年度新卒としてメンバーズに入社。DX時代に求められるスキルを日々学習中です。
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