OutSystems始めました
はじめに
はじめましての方も、Nice to meet youな方も こんにちは
株式会社メンバーズの宮内です。
私は、社会人になるまでプログラミングに触れてきませんでした。
初めに、新卒向けPHP研修を2ヶ月受け、C#で経験を積んできました。
今回の記事では、そんな私がエンジニア7年目にしてOutSystems※1に出会った衝撃と、
どのようにOutSystemsを学んだのか、どこに魅力を感じたのかを紹介します。
※1 ローコード開発プラットフォームの一種。視覚的な操作で迅速にアプリを開発できるツールです。
脅威の学習コストの低さ
私が今までに学習したのは、 C#、Ruby on Rails、そしてOutSystemsになります。
新卒向けのプログラミング研修を受けているという前提になってしまいますが、独り立ちまでのそれぞれの学習時間と学習方法が次のようになりました。
言語 | 学習方法 | かかった時間 |
C# | 既存のシステムのコードリーディングと軽微な実装の積み重ね | 1ヶ月 |
Ruby on Rails | 公式のチュートリアル(https://railstutorial.jp/) | 2週間 |
OutSystems | 公式のトレーニングポータル(https://learn.outsystems.com/ja-jp/training) | 4日 |
つまりOutSystemsはたった4日で基礎を身につけ独り立ちできるのです。
なぜそんなに早くできるのかと言えば、ローコード自体、覚えるべきことが少ないという理由もありますが、何よりトレーニングポータルが学びやすいことが大きな要因です。
トレーニングは各テーマごとに、「動画視聴」「確認テスト」「演習問題(サンプル実装)」「サンプル実装を同僚や上長に褒めてもらう」を1つのサイクルとして学習することができます。
そのため「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば人は動かじ」の言葉通り、いつの間にか身についてしまうのです。
OutSystemsのコードリーディング
実際に、OutSystemsのシステム開発がはじまった時に何がおきたのか!?
感動したのは、コードリーディングのしやすさでした。
システムの改修時には切っても切り離せないコードリーディング
未経験の方は萎縮してしまうかもしれませんが、コードリーディングは言語ごと、あるいは実装者ごとに手法が千差万別になってしまいます。
つまり、スクラッチ開発の場合、経験のある言語でもコードリーディングがすんなりいくというわけではないのです。
しかし、OutSystemsは画面やアクションフローの実装を、レゴブロックのように部品の組み合わせだけで行えます。
よって、実装者ごとの個性が出づらく、誰でも共通の手法でコードリーディングが可能でした。「誰にでも簡単に読むことができる」ということは、「誰にでも簡単に改修が行える」ということでもあります。
この保守性の高さにも感激しました。
専門から一般へ
特に強く感じたのは、OutSystemsによってプログラミングが専門から一般に昇華したということです。
「一般」よりも「専門」の方が語感としては上に感じがちですが、重要度はどちらも同じくらいだと思います。
さらに、実装者がすでに居らず、独特な実装をしていったシステムを保守運用していた経験がある我が身としては、「その人にしかできない」よりも「誰にでもできる」ことの素晴らしさを痛感しています。
OutSystemsは、エンジニア業界を「誰でも活躍できる環境」に変えつつあり、その点が技術の進歩として非常に注目すべきだと思っています。
最後に
OutSystemsは、アカウントを作成すれば自宅でもすぐに試すことができます。
興味がありましたら、ぜひ試してみてください。
とても面白い体験が約束されています。
この記事を書いた人
関連記事
- AWSのコスト見積もりのポイント
Hideki Ikemoto